アダージョ6月号はもうすぐ締め切りとなります。いつものように少々イラついております。締め切り日が近づくと「毎日毎日、勤務に精励されております宣伝ご担当者様、もしくは広報ご担当者様!!そして会社のオーナー様!!中央公論Adagioにどうしても広告を出したいということでございましたら、まだ少々お時間がございますのでご一報下さい」と、ついつい叫びたくなってしまうのです。そして締め切り日が近づくと、毎朝会社に配達される各新聞に掲載されている高額な全面広告がチョット大きめな「お札」に見えたり(こんな大きなお札、お財布に入る訳ありません)、そこに折り込まれている新聞よりも重たい何十枚ものチラシの束が「お札の束」に見えたりしますから、本当に不思議です。いけません、こんな不純な動機で私達はこの高貴で崇高なフリマガを発行した訳ではありません。社会の役に立ってもらう為に発行したんですから。
ところで、ピアノレッスンです。さすがに2週間空けるとO先生の前で少々テレ気味の私。しかし、自信満々で臨んだレッスンも返り討ちに合って宿題を多めに貰って退散してきました。前回習ったことが心にはっきりと残ってはいても、この指がどうしても言うことを聞かないんです。そういえば、一昨年流行った韓国ドラマ「冬のソナタ」にも似たようなセリフがありましたね。主役のチェ・ジュウがヨン様をかばって怪我をしてしまうシーン。病院に運ばれ、見舞いにきた婚約者のサンヒョク(確かこんな名前)がまたもや嫉妬に燃えて2人の関係を追及します。そこでチェ・ジウはこう言います。「忘れようとしても、この心が覚えているの、どうしたらいい?教えて」と。でもこの指がどうしても言うことを聞かない、とはセリフになかったですか、失礼。
今回のレッスンは4拍子のリズムを習いました。リズムのテンポがやや速いので指の動きも早くなります。初心者の楽譜には通常、音符に指番号(1・2・3・・・・)と階名(ド・レ・ミ)が振ってあります。目で楽譜を追っていると、どうしても両方見てしまって錯乱状態に陥ってしまうので、先生に「どちらを見たらいいんですか?」と質問しましたら、先生から「普通の楽譜には、ド・レ・ミとは書いてありません、だから指番号を見て弾いてください」とのアドバイスを頂きました。これまでのレッスンでは、生徒(私)がメロディーを弾いて、先生が伴奏するのですが、今回は逆に生徒(私)が伴奏、先生がメロディーを弾くというレッスンもうけさせていただきました。伴奏とは難しいものだ、ということを確認してレッスンを終了、次週は暗譜について。暗譜とは楽譜を見ずに弾くこと・・・・・・・ま、忘れようとしても心が覚えているから大丈夫か・・・・・・。
発行元