年齢のせいでしょうか、もはや「順位」というものにさっぱり心騒がない自分を発見しています。「なんでこんなに一段一段なんだろう」と涙をこぼした上村愛子選手の、苛烈な競技人生のなかでふたたびメダルへの距離を突きつけられた悔しさは理解できます。しかし、メダルを手にする以上に、十数年の歳月をかけ4度のオリンピック大会で結果を一段一段上げてくるほうがずっと価値が大きいように思いますが、いかがでしょうか? わたしのような怠惰な人間はむしろそのことに心を動かされずにはいられません。上村選手の栄光に喝采を贈ります。
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