かつて6年間ほど、東海大学の学生たちが『中央公論』にレポートを連載するという企画に携わったのですが、そこで出会った「教え子」同士が結婚されたとの報告をいただきました。新郎は当時、「内なるジェンダー」を見つめるためにみずから女装して誌面に登場したツワモノ。新婦は記事ではなくビデオカメラを手に「愛の残酷さ」に迫り、その映画には懇願されてわたしも旧弊な父親役で出演しました(笑)。そんないささか破天荒な青春を送ったふたりから突然、殊勝な顔つきで結婚とオメデタを告げられたときにはついこちらの目頭も熱くなってしまいました。若さとはまぶしいものですね、ご多幸を祈ります!
コメント