故あって、喫煙歴30年にして初の禁煙に突入。そうしたなか、この週末はいつもの妙齢の女性3人とともに伊豆周遊のドライブへ。初日は沼津港でたらふく寿司をむさぼり、修善寺温泉でのんびり俗世の垢を洗い流し、翌日は早発ちで旧天城街道から天城山・万三郎岳(1406m)までを往復するという絢爛豪華版です。登山開始1時間後、おびただしい脂汗が滴り落ちて全身がわななきました。青天と新緑の下、これ以上ないくらい健康的な有酸素運動に邁進しているうちに、30年間親しんできた体内のニコチンがみるみる欠乏をきたして悲鳴を上げたのでしょう。なかば失神しかけながら山頂に立ったときには、全身の震えが去ったあとに、ひとつひとつの細胞がみずみずしく蘇ってくるのを実感していました。
『中央公論Adagio』第8号はお楽しみいただけましたでしょうか? みなさまのゴールデンウィークに花を添える一助となりましたらこれに過ぎる喜びはありません。
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