中央アルプスの木曽駒(2956m)、宝剣岳(2931m)、熊沢岳(2778m)、空木岳(2864m)を縦走してきました。晴れたり曇ったり、ときには冷たい雨が降ったりの天候でしたが、幸いにもこの山域をつねに見舞っている木曾側からの烈風がほとんどなくて、足元の安定した快適な山行と眺望を楽しむことができました。とりわけ、雨上がりの木曽駒山頂付近で出会った落日の光景は圧巻。眼下から二本の虹が並行して上へ伸びていき、やがて太陽が地平に近づくにつれて、それが天上に巨大な七色の弧を描いたのです。言葉もありませんでした。こんな自然の神秘のドラマがわたしたちの足をまた山に向けさせずにはおかないのでしょうか。
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