今日はアポも入れず、以前私が広告の仕事で大変お世話になった東海大学エクステンションセンターのU氏を尋ねて都営地下鉄の白金高輪まで出かけてきました。3年ぶりの再会です。お互いの近況や仕事の話にも触れて有意義な時を持つことが出来ました。エクステンションセンターとは、つまり社会人向けの様々な教養講座を運営する機関で、例えば大学を卒業し、社会人になってもスキルアップしたい方や教養を身に付けたいという意欲のある人たちに大学を開放するありがたいオープンな機関です。たまたま私が「いろいろ事情がって今、ピアノを習っています」というと、U氏が「実は東海大学にも”大人の為のピアノ教室”」があるんですよ」とおっしゃるではありませんか。そういえば東海大学湘南キャンパスには音楽課があったことを思い出しました(うちの娘にも言っておこう)。さらにU氏も音楽教室へ通っておられ、ドラムを叩いておられるとか。次回の訪問を約束して帰社しました。
今週はレッスン講座はありませんが、先週日曜日、娘に授業料(ほんの少し)を支払い、復習に専念しました。付点2分音符の意味がようやく理解できたことに感謝。記憶力が衰えているせいか、完璧に理解するには同じことを何度も聞くんです。前回カワイミュージックのO先生に習ったことは完璧にマスターできました。次のレッスンが待ち遠しいという心境です。
先週は東京芸術劇場で読売日響のコンサートへ家内と出かけてきました。演奏曲はブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」と「交響曲第4番」。第4番は好きな曲なので知っていました。初めて聞く「ピアノ協奏曲第2番」はピアノレッスンを受講しているせいか、クラシックコンサートを聞きに行って初めて寝ませんでした(失礼)。ピアノはロシアのウラディミール・フェルツマンという「ソビエト最高級のピアニスト」とまで言われる方だけ合って、難曲でしかも約50分間というピアノ協奏曲のなかでは長時間の曲を見事に弾きこなしていました。それにしても、あの指の動きは、とても人間業とは思えません、まさに神の手です。演奏よりも手の動きばかりに集中していたせいか、メロディのことはあまり記憶にありません(また失礼)。しかし、あまりのレベルの違いに徐々に落ち込んでいく自分がそこにいました。もし真似が出来るとしたら、時折見せる、苦悶の表情、終曲へ向かうときに見せる天を仰ぐ歓喜の表情、鍵盤をたたいた瞬間、手を大きく空中へ飛翔させるパフォーマンス、否どうやっても無理です(そもそもルックスが違いすぎる)。結論・・・・一歩一歩着実に進むのみ。
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