6月2日の朝日新聞の夕刊に「題名のない音楽会21」の司会者としてまたピアニストとして活躍していた羽田健太郎さんの訃報が社会面に小さく掲載されていました。記事には肝細胞ガンと書いてありましたが、数日前まで番組で元気に活躍されていた方がこんなにもあっけなくこの世を去ってしまうものなのか、どれだけ無理を押して仕事をされていたのかはわかりませんが、この番組を毎週楽しみにしていた私としては信じられず、残念でなりません。音楽に慣れ親しんでいる人はもちろんのこと、素人のかたにも音楽の楽しさ、そしてすばらしさを、わかりやすく伝えていた羽田さんはこの番組になくてはならない存在でした。テレ朝の番組なのだから朝日新聞はもっと大きく取り上げてほしいと思いました。機会があれば特集を組んでほしいと思うのは私だけではないでしょう。4月に放送された番組で、ミッシェル・ルグランさんと競演した「シェルブールの雨傘」のピアノ演奏が強く印象に残っています。
いつも元気に活躍していた人が突然この世から消えていなくなってしまう。特に映像メディアの中で活躍されている人であれば尚のこと、人の命の儚さが堪えます。だからこそ、今をこの時を精一杯生きていくことの大切さをあらためて感ぜずにはいられません。・・・・・・・・・・・・さて、明日は雨か?「NEW DAYS(で買った)の雨傘」もって元気に会社へ行くか!
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