新年あけましておめでとうございます。みなさまには年末年始をいかが過ごされましたでしょうか? わたしはせっかくの9日間の休暇につき、ひとつぐらい普段できないことをやろうと、ジャン=ジャック・ルソーの大著『告白』(岩波文庫)に挑戦しました。これがもう読み始めたら止まらなくて……。「近代」という重い扉を開いた人間の光輝より、むしろ無残さに激しく打たれました。
人間とはいったい何だろう? ――その問いを胸に秘めながら、さらにエキサイティングな誌面をめざして『中央公論Adagio』の編集に取り込んでいく所存です。現在配布中の第5号(特集「手塚治虫と新宿を歩く」)に続いて、1月25日にはスペシャルな増刊号も発行予定。ぜひご注目ください! 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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