この週末に、「問われる男たち ――女から見たその価値とは」(読売新聞社・中央公論新社共催)というシンポジウムを聴講してきました。壇上には、上野千鶴子(東京大学大学院教授)、川端裕人(作家)、板本洋子(日本青年館結婚相談所長)、麻木久仁子(タレント)の4氏。時代の変化に追いつけない中高年男性をめぐって、歯に衣着せぬ議論の展開に会場の体感温度が上がったように感じられました。わたし自身にも耳に痛く、胸に突き刺さる言葉の数々……。これからの男は女性にとって嗜好品としての価値を高めるために、まずは「可愛げ」を身につける必要があるとか。ご同輩のみなさまに『中央公論Adagio』が多少ともそのお役に立てるとしたらこれに過ぎる喜びはありません。
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