この日曜日は炎天の東京を脱出して、八ヶ岳の北端・蓼科山(2530m)を登ってきました。同行したのはいつもの登山仲間の妙齢の女性とその彼氏。彼氏は大学院博士課程で外交史を専攻し、今月末からはワシントンD.C.の大学に留学するという、英才にしてきわめて律儀な青年です。清涼な風を浴びながら標高差1000mほどを一気に上り、頂上でお昼のパスタを食べ、さて下山にとりかかったとき。岩場に「滑落注意!」の看板が立てられたその場所で、彼氏が足を滑らせて転倒してしまいました。すかさず両手で岩盤を掴んでことなきを得ましたが、ふつう注意書きのある場所では慎重になって事故が起きにくいのに、ここまで律儀だったとは……と感じ入った次第です。いや、感じ入っている場合ではありません。今後はさらに安全に留意した登山を心がける教訓とします。
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