中央公論Adagioに関わる人達のブログ

ありがとうございます！

　創刊号の設置・配布が始まり、予想を上回る反響をいただいて、まずは胸をなでおろしました。読者のみなさま、ありがとうございます！
　身も心も晴れやかになって、ＧＷ前半の２９・３０日は登山仲間の妙齢の女性ふたりとともに車で伊豆へ繰り出しました。初日は沼津漁港の寿司屋でたらふく食い放題のあと、修善寺温泉でひたすら浮世の垢を洗い流し、翌日は青天の下、旧天城街道から万三郎岳(1406m)までの天城山脈縦走路を約９時間かけて往復して、すっかりリフレッシュしました。ここで蓄えたエネルギーを大いに発散して次号の編集に立ち向かうつもりです！

編集長

ゴールデンウィーク

さて、明日からいよいよGWに突入します。この時期、テレビのニュースでは、海外へ旅立つ方々でごったがえす空港や、帰省ラッシュの新幹線乗り場の状況などを放送しています。　　しかし多くの方々は暦通りでいくと５月１日と２日は出勤日・・・なのではないでしょうか？　　　そして私を含め、大半の方々がこのGWの間に挟まっている「２日間」を休みたい！けど休めない・・・という状況にあるのではないでしょうか。サラリーマンは仕方ありません・・・。結局土曜が休みの方々でも３連休→２日出勤→４連休という海外旅行に行くには中途半端、せいぜいどちらかの連休で国内旅行やレジャー施設などへ出かける程度でしょう。そして行ったら行ったで超混雑～結局仕事より疲れる休日を過ごすハメに・・・なんていう方も少なくないのでは。そんな方々にお勧めなのがこの『中央公論Adagio』なのです。このGWに、ぜひ東京再発見の旅をお勧めします。『中央公論Adagio』で紹介する都営地下鉄沿線は、有名なレジャー施設や観光名所ではなく、一人の人物や、一つの物にスポットを当て、掘り下げ、その人や物が関係する東京の街を紹介していきます。みなさんが普段あまり触れることのない「東京」を見つけることが出来ると思います。今回の特集では「江戸川乱歩と浅草」を取り上げましたが、例えば江戸川乱歩に関係する場所は東京の中でも浅草以外にも数多くあります。そういった一人の人物や物にゆかりのある場所を回る旅も面白いと思います。そしてこのようなSPOTは海外に行かなくても、遠くまでわざわざ行かなくても東京の中にまだまだたくさんあるのです。特に都営地下鉄の沿線にはまだまだたくさん埋まっています！そしてそれらをこれからの『中央公論Adagio』ではたくさん取り上げて皆様にお届けします。是非『中央公論Adagio』を参考に、このGW東京の街歩きに出かけてみてはいかがでしょうか。　

Takumaru

意外な反応

はじめまして。木曜のブログを担当するリック（３１歳の妻子持ち）です。

昨日、中央公論Adagioが発行されたのですが、フランス在住フランス人（江戸川乱歩の研究をしているらしい）や関西の方から送って欲しい等、予想外の反応が沢山ありました。普段は他社さんが発行するメディアの広告を取り扱っているだけなので分からなかったのですが、こういった反応があると本当に嬉しいですね。

フリーペーパーは広告収入でなりたっていますので、すぐには難しいかもしれませんが、より良い誌面を作り社会貢献の一つでも出来れば良いなーなんて思ってます。

リック

 

ピアノマン志望

こんにちは。発行元です。

先週末は知人と利根川源流の支流へイワナを釣りに出かけました。雪の残る渓は春未だ遠しといったところで、山間の桜はまだ３分咲き。釣果も上々、久々の釣行に今週は結構ハイテンションです。

お蔭様で本日フリーマガジンを創刊することができました。これから皆さんの意見を伺いながら良い紙面を創っていきますのでよろしくお願いします。

今日はフリーマガジン創刊日。自宅を出るときに本当に置かれているか心配しながら（駅員さんごめんなさい）、都営九段下駅に直行。「あった！（当たり前か）」。その後いくつか駅を回り出勤するサラリーマンの方が手に取っていたのを確認し、そのまま営業先へ向かいました。

お昼になり一息ついて、ピアノ音楽教室へ。理由は簡単、ピアノを習うためです。

ただブログに書き込みするだけじゃ芸がないということで周りのスタッフから何か習い事でもやってみたらという無責任なリクエストがあったので、じゃピアノでも習うかと気軽に応じたものの、いざ音楽教室のあるビルの前に来ると「どうしようか・・・・？」と足が止まってしまいました。ちょうど昼時でしたので、隣の蕎麦屋でセイロを食べて気持ちを整理（何を今さら）。

とにかく申し込んできました。この年（49歳）になってチト恥ずかしいという気持ちもあるけどやってみましょう。会社へ戻るメトロの中ですでにショパンになり切っている自分がいました。

 

発行元

とりあえず、歩いてみました。

創刊日を明日に控え、周囲は何やら忙しそうです。私はというと、ポカァ～ンと暇です。まあ、もともと今回の創刊に際しては、周囲の優秀なスタッフのおかげで、私はといえばたいした仕事もしておらず、今更やることもありません。とりあえず、社内にも居づらいので、今回の特集で取り上げる浅草にでもいって、浅草寺でAdagio成功祈念でもしてくるかと思い立ち席を立ちました。
「さて、ここから浅草までどうやって行こうか？時間はたっぷりある…」。
で、とりあえず歩いてみました。
内神田から本郷通りをまっすぐに進み、靖国通りを越え、聖橋を渡り神田明神へ。まずは地元の氏神様に参拝し、裏参道の階段を下り、蔵前橋通りに出て末広町方面へ。妻恋坂の交差点を左折して昌平橋通りを上野方面へ向かい、不忍池に突き当たったところで右折して池沿いに歩き、JR上野駅に到着しました。上野駅からは浅草通りをひたすらまっすぐに進み、駒形橋の手前、都営浅草線浅草駅のある交差点を左折し、２００メートルほどで雷門に到着。会社を出発してから約１時間で着いてしまいました。「思いのほか近い」。
仲見世通りは様々な言語でごったがえし、お店に並べられている品々も、ここでしかお目にかかれないような摩訶不思議なものが数多く見受けられ、何やら独特な匂いの空間が存在しました。浅草寺境内まで人混みのなかを漂流し、無事参拝を済ませました。
僅かに磨り減った靴底を見つめ、ちょっと働いちゃった気分です。

次長

ご挨拶

   みなさま、はじめまして。これまで一般の雑誌を作っては売れたり売れなかったりと神経を磨り減らす人生を過ごしてきて、齢48歳にしていきなりフリーマガジンの世界に足を踏み入れるとは想像もしていませんでした。いやあ、実に晴れやかな気分です！　売れ行きを気にしないで大部数の雑誌を作れるのはなんという贅沢でしょう。この解放感を満喫しながら、ひたすら読者のみなさまに面白がっていただけるものをめざして誌面の編集に取り組んでいくつもりです。そのためには試行錯誤も恐れません。どうか温かい眼差しで見守っていただき、また、おりに触れて忌憚のないご意見ご批評を頂戴できますとありがたいです。ご支援をよろしくお願いします。

　 創刊号の特集テーマに選んだのは、江戸川乱歩。一度は正面から立ち向かってみたいと思いながら、これまでその機会がなかったのは、やはり一般の雑誌が取り上げるには売れ行き上のリスクが大きかったからにほかなりません。石塚公昭氏の素晴らしくも妖しい作品をドーンと表紙に打ち出せたのもフリーマガジンならではでしょう。わたしたちの世代にとって乱歩といえば、その『少年探偵団』シリーズが小学校の学級文庫の必備品だったことが胸に刻み込まれています。おそらくは日本じゅうのすべての教室に怪人二十面相がひそんでいたはずです。文部省なりなにやらの推薦図書などには見向きもせず、時がたつのを忘れて怪人二十面相と明智小五郎の攻防に息を殺していた、わたしもひとりです。そんな幼い日の読書体験に始まり、出版社を仕事の場所として、いま新しいフリーマガジンを送り出すにあたり特集テーマを乱歩としたのは、せめてもの恩返しの気持ちがあったからかもしれません。みなさまにもお楽しみいただけましたら幸いです。

編集長