創刊日を明日に控え、周囲は何やら忙しそうです。私はというと、ポカァ~ンと暇です。まあ、もともと今回の創刊に際しては、周囲の優秀なスタッフのおかげで、私はといえばたいした仕事もしておらず、今更やることもありません。とりあえず、社内にも居づらいので、今回の特集で取り上げる浅草にでもいって、浅草寺でAdagio成功祈念でもしてくるかと思い立ち席を立ちました。
「さて、ここから浅草までどうやって行こうか?時間はたっぷりある…」。
で、とりあえず歩いてみました。
内神田から本郷通りをまっすぐに進み、靖国通りを越え、聖橋を渡り神田明神へ。まずは地元の氏神様に参拝し、裏参道の階段を下り、蔵前橋通りに出て末広町方面へ。妻恋坂の交差点を左折して昌平橋通りを上野方面へ向かい、不忍池に突き当たったところで右折して池沿いに歩き、JR上野駅に到着しました。上野駅からは浅草通りをひたすらまっすぐに進み、駒形橋の手前、都営浅草線浅草駅のある交差点を左折し、200メートルほどで雷門に到着。会社を出発してから約1時間で着いてしまいました。「思いのほか近い」。
仲見世通りは様々な言語でごったがえし、お店に並べられている品々も、ここでしかお目にかかれないような摩訶不思議なものが数多く見受けられ、何やら独特な匂いの空間が存在しました。浅草寺境内まで人混みのなかを漂流し、無事参拝を済ませました。
僅かに磨り減った靴底を見つめ、ちょっと働いちゃった気分です。
次長