今年の春にピアノ教室へ通い始めてはや半年。習い始めたばかりの時は、いつまで続くだろうと不安でしたが、いつのまにか夏も過ぎて季節はすでに秋を迎えています。よく頑張ったと自分でも感心しています。
ところで、ピアノというものは、いきなり曲を弾こうと思ってもなかなか指は思い通りには動かないものです。私のように五十を過ぎた中高年はなおさらのこと。今習っている初心者用テキストもあと1曲で終了となりますが、もうひとつのテキストでハノンという極めて単調にして退屈な練習曲集があります。指の訓練というか10本の指を自由自在に動かすための教本だそうです。現在ハノンの2番を特訓中です。楽譜の欄外には「小指(5)と薬指(4)は生まれつき弱いがこの練習曲によって力強い指となり、・・・・」と書いてあります。この教本の作者は、18世紀フランスのハノンさんというピアノ教師だそうですが、初心者はもちろんのことプロのピアニストでも普段の練習で、指を慣らす為にこの教本を使うそうですから、考えたハノンさんは大したものです。私の師匠であるカワイミュージックの鵬先生のレッスンでも必ずここから入ります。リフォーム番組ではありませんが、確かに習う前(Before)と後(After)では音が奇麗に出るようになったなと、実感しています。「いつの日にか」を夢見て今週末もハノンさんと遊ぶことにしますか。・・・・・・・でもやっぱり退屈だ。
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