中学時代からの親友でプロテスタントの副牧師をやっている男がいます。突然、来月からネパールへ伝道に行くという通知があり、昨日、柄にもなく教会に出かけて初めて彼の説教を拝聴したあと、送別の杯を酌み交わしました。久しぶりに学生気分に返って神の存在について議論を闘わせたところ、彼が30年ほど前に入信したのは当時わたしが貸したマルティン・ブーバーの『我と汝』(岩波文庫)がきっかけだったとの告白を聞かされたものですから、すっかり酔いが回ってしまいました。さりげない行為がときに相手の人生を左右することを改めて思い知らされた次第です。
本日、第7号配布スタート。望むらくは、読者のみなさまの人生に小さな明かりを灯せますように。
コメント