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最新号はすでにゲットされましたでしょうか? その表紙を飾った人形作家・石塚公昭氏による小津安二郎像が、小津ゆかりの「古石場文化センター」で展示されています。どうぞお立ち寄りください。
2月25日(水)~3月25日(水)古石場文化センター〒135-0045 東京都江東区古石場2-13-2(都営大江戸線・東京メトロ東西線「門前仲町」駅より徒歩10分)開館時間/9時~21時 休館日/第1・3月曜日電話03-5620-0224
登山仲間の妙齢の女性ふたりと、1泊2日で谷川岳山麓のスノートレッキング教室へ出かけました。スノーシュー(西洋かんじき)を履き、銀世界の清冽な大気のなかを闊歩するのは初めての体験で、まるで少年の日に返ったかのように無垢な遊び心がよみがえってくる思いがしました。はい、それはわたしの50回目の誕生日を祝ってふたりが企画してくれたものなのです。最高のプレゼントでした!
明日から『中央公論Adagio』第13号の配布スタート。まだまだ寒さの身に染みる日が続きますが、少しでもみなさまの心を温めるプレゼントとなれば幸いです。
この週末は二期会の『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』公演(宮本亜門演出)を観てきました。およそ古今のオペラのなかでも、最初から最後まで泣けるのはヴェルディのこの作品とプッチーニの『ラ・ボエーム』が双璧ではないでしょうか?(どちらの設定もそっくり。音楽はまるで違いますが) 果たして、第1幕のヴィオレッタのモノローグから涙があふれ、鼻水をこぼし、終幕では声があがりそうになるのを懸命にハンカチで押さえるありさまでした。いずれもわたしは初めて出会った若い日本人歌手たちの、激しい感情移入の歌唱と演技に2時間半すっかり酔いしれた次第です。いや、それにとどまらず、いまもまだ頭のなかでその音楽ががんがん鳴り続けて少々困っています……(笑)。
この週末、ハイドンのオラトリオ『天地創造』を観てきました。ブリュッヘン指揮、新日本フィル、すみだトリフォニーホール。創世記にもとづき、神が世界をつくりあげた最初の6日間をオーケストラと3人の歌手および大規模な合唱で描写するという、この途方もない作品の実演は初めての体験でした。まったく人類の表現をめざす欲望にはかぎりないことに改めて恐れ入った次第。アダムとイブが林檎を口にしないまま、純粋な神への賛歌で終わってしまうのがなんとも惜しまれましたが……(笑)。
1月31日(土)、「第3回中央公論Adagioフォークジャンボリー」を開催いたしました。当日は悪天候の中、また急な会場変更にも関わらずご参加くださった皆様には厚く御礼を申し上げます。また、会場変更の連絡が一部行き届かず、大変ご迷惑をお掛けいたしまして誠に申し訳ございませんでした。
3回目となった今回は、初めて演奏者の方々の事前審査を実施した事もあり、演奏技術については今までの中でも最も高レベル。且つ、いずれの演奏者も個性溢れる素晴らしいパフォーマンスを披露して下さいました。私の隣に座っていた編集長も、素晴らしい歌声や演奏に感極まり、時折涙を見せる場面も見られるほどでした。 皆様本当にありがとうございました。今後もこのような音楽イベントだけでなく、中央公論Adagioの楽しいイベントをたくさん開催する予定です。詳細は随時誌面及びWEBで告知いたしますので、今後とも宜しくお願いいたします。